- フロアコーティングって、やっといた方が良いのかな、それともやらないでもなんとかなるかな
- コーティングがけって、なんの意味があるんだろう
- どこに頼もうとしても数十万円も費用がかかるけど、どうしてだろう。もっと安くならないのかな
- 実際にコーティングがけをした人、しなかった人ってどう判断したんだろう
フロアコーティングをしようかどうか悩んでいるとき、大抵の場合、このような悩みのいずれかになると思います。
確かに、床をきれいに保てて、掃除もそれなりにラクになるのでしょうが、それだけのために数十万円も、しかも、何かと物入りな時期に追加で費用をかけるのは、判断に迷うには充分な理由です。
コーティングがけは必要なのか。その判断を助ける考え方として、フロアコーティングは時短家電と同じというものがあります。
フロアコーティングの立ち位置である「必ず必要なものではないが、導入したときのメリットはしっかりある」という特徴は、コーティングだけでなく、他にも同じように当てはまるものがありますし、いずれもフロアコーティングより知名度は圧倒的に上です。
それらとコーティングの共通点を把握することで、自分にとって必要か不要か、その判断がしやすくなります。
フロアコーティングと時短家電の共通点
フロアコーティングと時短家電の唯一にして最大の共通点はこちらです。
必須ではないけれど、あると家事の手間が各段にラクになり、時間も節約できる
たとえば、時短家電には以下のようなものがあります。
- ロボット掃除機
- 洗濯乾燥機
- 食器洗浄機
それぞれ普通の掃除機や洗濯機、手洗いをより機能的にしてくれるものであり、エアコンや冷蔵庫などのように、「無いと生活そのものがとても不便になる」という代物ではありません。
いずれも使ったことが無いというご家庭はたくさんありますし、無くとも特に問題なく生活はできます。
ただ、これらを導入したときのメリットは大きく、日々の家事ストレスの軽減は生活をとても快適にしてくれます。
- 洗濯乾燥機のおかげで、梅雨の時期でも生乾きを気にせず毎日洗ってしまえるので、天気予報で一喜一憂することがなくなった
- ロボット掃除機のおかげで、共働きでも掃除をこなせ、夫婦で言い争う種がひとつ解消された
- 食器洗浄機のおかげで、手を水やお湯にさらす必要がなくなり、水仕事による手荒れやひびわれとは無縁になった
たとえば、これらのように、やらなくてはならない家事という重労働の負担や、それに伴う別なストレスも抑えてくれます。
これらと同じく、フロアコーティングも、日々の家事の負担を軽減してくれる代物になります。
先に多額の費用がかかり、後々節約になっていく共通点
もうひとつの共通点として、これら時短家電やフロアコーティングは、既存のものよりも値段が高いという点が挙げられます。
たとえば、洗濯機も乾燥機能付きのものは高く、フロアコーティングもワックスがけやシートフローリングより格段に値が張ります。ロボット掃除機や食洗機の購入費に対して、雑巾がけや手洗いは非常に安いどころか、タダ同然です。
このように、いずれも最初の導入にコストがかかります。しかし、一度導入してしまえば、その後の生活において徐々に節約効果を発揮してくれます。たとえば、食洗機であれば節水や手指の治療費防止という具合です。
フロアコーティングも同じく、敷物やワックスがけに比べてかかる費用は大きいです。しかし、一度のコーティングがけで数十年と床の傷や汚れを防止してくれます。
数十年後の床の張り替え費用・時間や、定期的なワックスがけの費用・手間を、コーティングがけによって丸ごと節約できます。滑り防止にもなるので足腰への負担や転倒リスク、つまり治療費を抑える効果も期待できます。
そう考えると、「最初に大きなコストがかかるものの、その後長い期間において時間や費用を浮かすことができる」という面においても、時短家電とフロアコーティングの共通点であるといえます。
フロアコーティングは、インテリア以上に家事の負担減目的で
フロアコーティングは、「コーティングがけをしておかないと、日常生活に不便が生じる」というような生活必需品ではありません。そのうえ、コーティングがけには、ワックスがけの10倍以上の費用がかかります。
しかし、一度コーティングがけをすると、その後数十年にわたって床掃除の負担や、足腰への負担、床そのものの負担を大幅に軽減してくれます。
特に、日々の掃除だけでなく、モノをこぼしたり子供やペットの汚物などで汚れた際にもすぐに掃除し切れるといった時間短縮ぶりは、忙しい現代においては大きな価値があるといえます。
逆にいえば、
- 日々の掃除は特に苦にしていない。乾拭きで充分
- 子供やペットなど、家中を汚す存在はいない
- 自分自身、モノを散らかす性格ではない
- そもそも家にほとんどいない。帰ってきてもすぐに寝るだけ
というように、フロアコーティングのメリットがあまり働かない環境や性格の人なら、コーティングの必要性は下がるため、やらない選択も取りやすくなります。
これらをふまえて、「費用より、自分や家庭にとってメリットの方が勝る」と納得した上でフロアコーティングを依頼すれば、その判断やその後の生活に後悔するリスクを下げることができるのです。